伊豆東部火山群の時代
- 茂一 松村
- 8月23日
- 読了時間: 2分

伊豆半島の歴史をおって、このポートフォリオでは、
(1)海底火山の時代
(2)陸上大型火山の時代
(3)伊豆東部火山群の時代
に分けて、写真をUPするとしています。
このポートフォリオの『伊豆半島のおいたち』に簡単に記載していますが、それぞれの時代についてもう少し詳しく記載しようと思います。
今回は『伊豆東部火山群の時代』について記載します。
伊豆半島の歴史の約20万年前~現在の時代です。つまり、現在も伊豆の時代の大きな区分けでは、伊豆東部火山群の時代になります。
『伊豆半島のおいたち』にも記載しましたが、伊豆半島は、フィリピン海プレートの北端に位置していて、フィリピン海プレートは、本州をのせたアムールプレートとオホーツクプレートの下に沈み込みつつあります。
フィリピン海プレートが、本州をのせたアムールプレートとオホーツクプレートにぶつかるまでの時代が、海底火山の時代です。ぶつかってから、陸上大型火山の時代(複成火山の噴火時代)を経て、伊豆東部火山群の時代へと突入しています。
陸上大型火山の時代は、天城火山、多伊火山、猫越火山などの複成火山(成層火山)が噴火した時代で、ほぼ同じ場所から休止期間を挟んで数万~数十万年にわたって噴火を繰り返して、結果として大きな山体を形成した火山です。
これに対して、伊豆東部火山群の火山は、同じ場所から1回しか噴火しません(単成火山)。なので、山体自体は小さいです。例えば、伊東のシンボルともいえる、大室山は、伊豆東部火山群を代表する単成火山です。
ただし、地下に、大きなマグマだまり(マグマがいっぱいたまっているところ)があると考えられています。そのマグマだまりから、マグマが上がってきて噴火しますが、その場所が毎回違うという感じです。
また、伊豆東部火山群は、活火山です。最新の噴火は、1989年に発生した手石海丘(ていしかいきゅう)の海底火山の噴火です。これは、火山の構造としては、マールです(ブログの「マール(タフリング)」を参照)。
このように、伊豆東部火山群は、陸上だけでなく、海底にも広がっています。
気象庁の定義によると、下記のように、分類されています。
①「東伊豆単成火山群」・・・陸上部の部分で、伊豆半島の東半部(伊豆の国市、伊東市、東伊豆町、河津町)に、わかっているだけで、全部で60あまりあります。
②「東伊豆沖海底火山群」・・・伊豆半島の東方沖、つまり、伊豆半島と伊豆大島の間に広がる相模湾の海底に分布しています。
また、写真は、約4000年前に大室山から噴火した溶岩流で形成された、城ヶ崎海岸の溶岩流です(東伊豆単成火山群)。



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